リフォーム費用
戸建て賃貸の特徴の一つに、入居者の入居期間の長さがあります。このことが影響して、前の入居者が退去するタイミングで、大幅な修繕を強いられることがあるのです。
アパートの場合、小さなクリーニング、修繕を毎年のように行うのに対し、戸建て賃貸は大きな修繕を何年かに1度行うというイメージです。そしてこの修繕はリフォームのレベルになることがあり、そうなるとかなりの出費になり得ます。
実際、その戸建てが大きければ、設備を新たにしなければならない可能性があります。よく見られるのは100万円前後の費用が発生したという嘆きです。そこまでの出費を予想していなかったのでしょうが、それはオーナーの落ち度です。
戸建ての管理を日頃から行い、定期的にメンテナンスしておけば、そこまでの出費にならなかった可能性はあります。さて、戸建て賃貸のリスクとして見落としがちなのが、退去のタイミングで起こることです。言うまでもありません。空室リスクです。次に入居者を決めておかなければ、このような事態は簡単に起こってしまいます。
そもそも戸建て賃貸は長期的な入居を前提としていますから、急に退去すると連絡されると、非常に困ったことになります。次の入居者がすぐに見つかるとは限りません。アパートに比べてこの空室リスクが怖いのは、一気に収入が0円になってしまうからです。
アパートならその部屋だけが0円になるのであって、全体からの収入はそれほど下がりません。戸建ての空室がさらに怖いのは、収入が0円でも固定資産税は発生するという点です。
都市計画税も発生します。また入居者が行っていた日々の清掃もオーナーが始めることになります。空室はタイミングが大切で、もし3月を過ぎてしまったら目も当てられない状況になります。